ABSeq

ABSeq ヘルプ

ABSeq はトラックの複数のバージョンを同期再生するので、切り替えながら耳で判断できます。同じガイドがアプリの「設定」→「ヘルプガイド」にもあります。

はじめに

2つのバージョンを読み込む
タイル A の上部をタップしてファイルを選び、B でも同じ操作をします。ファイルはファイル選択画面から1つずつ開きます。自分のオーディオがなくても試せます。チュートリアルの「デモを試す」か、設定の「デモ曲を読み込む」をタップしてください。
再生と切り替え
「再生」を押します。読み込んだすべてのトラックが同期してループ再生され、聴こえるのは一度に1つだけです。A/B を押して切り替えるか、タイルの文字をタップします。
最大4トラック
ディスプレイ上部の + と − で、トラック C と D を表示します。3つ以上のときは A/B キーが「ステップ」になり、次のトラックへ移動します。トラックを追加すると再生は停止します。
ファイルを置き換える
読み込み済みのタイルの上部をタップし、「ファイルを置き換え」をタップします。

レベルマッチ

なぜ必要か
音が大きいバージョンは、実際にはそうでなくても良く聴こえがちです。判断する前にレベルを揃えましょう。
Auto Gain
Auto Gain は、測定済みのすべてのトラックを、最も小さいトラックのインテグレーテッドラウドネス(LUFS)まで下げます。トラックを上げることはないので、クリップさせる心配はありません。測定中のトラックは、測定値が出るまで元のレベルで再生されます。

タイルの表示

LUFS
ファイル全体のインテグレーテッドラウドネス。ITU-R BS.1770(EBU R128)に準拠して測定します。
dBTP
トゥルーピーク。サンプル間の最大レベルで、4× オーバーサンプリングで測定します。Spotify が求める上限の −1 dBTP を超えると赤く表示されます。
ストリーミングチップ
配信サービスがトラックのレベルをどれだけ変えるかを示します。「Spotify −1.8 dB」は、Spotify が −14 LUFS に合わせるために 1.8 dB 下げるという意味です。表示値をタップすると、すべてのサービスを確認できます。
各サービス
Spotify は −14 LUFS で、小さいトラックを上げることもあり、その際はピークを −1 dBTP 未満に保ちます。Apple Music −16、YouTube −14、Tidal −14、Amazon Music −14、Deezer −15 は下げるだけです。これらは推定値です。ルールを公開しているのは Spotify だけです。
測定中と無音
「測定中」は ABSeq がファイルを読み取っているあいだ表示されます。「無音」はラウドネスが検出されなかったことを示します。ファイルが無音か、読み取れなかった可能性があります。

シーケンサー

できること
オンにすると、ABSeq は分割ごとに次のトラックへ移るので、何も触らずに切り替わりを聴けます。停止中にオンにした場合は、「再生」を押すまで待機します。
テンポ
手動では、設定したテンポ(1〜300 BPM)を使います。− と + を押すか、表示値をタップして入力します。シーケンサーの詳細で「手動」かトラックの文字を選びます。各文字の下には、そのファイルから検出したテンポが表示されます。iPhone では、シーケンサーの展開キーで詳細を開きます。大きな画面では、シーケンサーがオンのあいだ常に表示されます。テンポを手で変えると手動に戻ります。
分割
「分割」で切り替えの間隔を 1/32 から 1/1(1小節)まで設定します。120 BPM なら、1/1 で2秒ごとに切り替わります。
ステップ順
「順方向」と「逆方向」は順番に巡回します。「ランダム」では、再生中のトラックが続けて選ばれることはありません。

ブラインドテスト

仕組み
ブラインドテストでは、どちらがどちらかを伏せたままトラック A と B を比較します。各ラウンドでは両方から同じ短いパッセージがシャッフルして再生され、「バージョン A」「バージョン B」とラベルが付きます。両方を聴いて、好きなほうを選びましょう。
セットアップ
開始前に「ラウンド数」(1〜50)とパッセージごとの「秒数」を設定します。Auto Gain はデフォルトでオンになっており、2つのファイルのラウドネスを自動で揃えます。測定中は「テスト開始」が待機します。
結果
ファイル名は最後にだけ表示されます。結果は開いているセッション、または「前回のセッション」に保存されます。

グラフとビジュアル

ビジュアルを選ぶ
ディスプレイ右上のキーをタップします。グラフはトラックを読み込むと表示されます。OFF ではディスプレイは静止したままです。開いた状態の iPhone や iPad など大きな画面では、トラックの横または上に2つ目の画面が表示され、専用のキーとモードキーがあるので、2つのグラフを同時に見られます。
FFT:スペクトラム
再生中のトラックのレベルを、25 Hz から 20 kHz までの39帯域で表示します。比較対象のトラックは薄い線で表示されます。
LUFS:ラウドネス(Pro)
曲全体のショートタームラウドネスを −14 LUFS のラインと比べて表示し、インテグレーテッドのレベルに印を付けます。表示値はショートターム(S)、モーメンタリー(M)、インテグレーテッド(I)です。
トーン:トーンバランス(Pro)
曲の長期的なバランスを、商用ミックスで一般的な約 −4.5 dB/オクターブの傾きと比べ、網掛けの範囲とともに表示します。これは大まかな目安であり、ジャンルごとの目標値ではありません。確認用として使ってください。
A/B:差分(Pro)
ラウドネスを揃えたうえで、帯域ごとにどちらのトラックが多いかを表示します。見出しには最大の差が表示されます。たとえば B +2.1 dB @ 63 Hz です。
Pro グラフ
LUFS、トーン、A/B は Pro グラフです。Pro がなくてもぼかして表示されるので、ロックを解除する前にどんなグラフか確認できます。
制限
グラフはすべて、ファイルの読み込み時に一度だけ計算されます。約 125 Hz 以下の帯域は粗いため、そこでの小さな差は慎重に読み取ってください。
パーティー
「パーティー」では、音楽に合わせて動くシーンを再生します。ディスプレイをタップすると次のシーンに変わります。

セッション

セッションに保存される内容
ファイルの場所(ファイルのコピーではありません)、ラウドネス、シーケンサーの設定、ブラインドテストの結果です。画面上部の保存キーで保存し、その横のフォルダキーで開きます。
無料の保存枠
無料版では3つのセッションを保存できます。セッションの更新は保存枠を使いません。新規保存と複製は保存枠を使います。
前回のセッション
ABSeq を離れると、セットアップが「前回のセッション」として保持され、以前のものは置き換えられます。「セッション」から再開するか、「キープ」をタップして保存します。
見つからないファイル
ファイルが移動、名前変更、削除された場合、ABSeq は開く前にそのファイルを一覧表示します。「場所を指定」をタップしてファイルを選ぶと、セッションが新しい場所を記憶します。
取り消し
セッションをスワイプすると、削除や複製ができます。削除と更新は、表示されるメッセージから取り消せます。

ABSeq Pro

Pro で加わる機能
LUFS、トーン、A/B のグラフ、無制限のセッション保存、そして同じ iCloud アカウントでサインインした iPhone と iPad のあいだでのセッションとオーディオの iCloud 同期です。比較、Auto Gain、ブラインドテスト、全トラックのラウドネス表示、スペクトラム、パーティーのシーン、シーケンサーは無料です。
プラン
Pro 買い切りは1回だけの購入です。Pro 月額は、iPhone の「設定」→「Apple アカウント」→「サブスクリプション」で解約するまで毎月更新されます。既存の Pro 年額の会員は、サブスクリプションが更新されるあいだ Pro を使えます。
復元
「設定」→「サブスクリプション」→「購入を復元」。

トラブルシューティング

ファイルが読み込めない
ABSeq は WAV、AIFF、MP3、M4A など、iOS で再生できるオーディオファイルを開けます。ファイルが iCloud Drive にある場合は、先にファイル App でダウンロードしてください。タイルに「無音」と表示される場合は、WAV で書き出し直したものを読み込んでください。
AirDrop やほかの App からのファイル
ABSeq はファイル選択画面からファイルを読み込みます。まずファイルをファイル App に保存してから(AirDrop、メール、ほとんどの App に「"ファイル"に保存」があります)、読み込んでください。
音が出ない
音量と出力先を確認してください。電話がかかってくると再生は一時停止し、iOS が許可すれば通話後に再開します。ヘッドフォンを抜くと停止するので、もう一度「再生」を押してください。Auto Gain がオンのときは、大きいトラックが最も小さいトラックに合わせて下げられます。
シーケンサーが切り替わらない
切り替わるのは再生中だけです。「再生」を押してください。
バックグラウンド再生
App を離れたり画面をロックしたりしても、ABSeq は再生を続け、シーケンサーも切り替えを続けます。ロック画面やコントロールセンターで再生、一時停止、次のトラックへの移動(A/B または「ステップ」)ができ、スクラバーをドラッグして再生位置を移動できます。

解決しない場合は、サポートにお問い合わせください。